2025年初夏、名人師匠に軽く勧められたあの日から、私の修行は始まった。別府八十八湯ひよっこ名人 あゆです。
ちょうど半年で無事に名人を達成し、別府の魅力にドハマり。現在も修行は続いてます。只今3周目に突入!
別府市内には、観光客が多く訪れる有名な温泉施設だけではなく、地域の人たちが日常的に利用している『ジモ泉』と呼ばれる共同温泉がたくさんあります。
今回紹介するのは、リゾートホテルや大型の宿泊施設が建ち並ぶ、観海寺温泉エリアにある『向原温泉』
観海寺温泉といえば人気の宿泊施設が複数あるエリアですが、静かな住宅地もあり、この『向原温泉』は住宅地の脇にひっそりと佇む共同温泉です。
硫黄の香りがするジモ泉で、シンプルながらとても良い温泉を楽しむことができますよ♪
今回は過去3回訪問した訪問レポと共に、向原温泉を紹介します。
向原温泉(別府市南立石)

向原温泉
【向原温泉】の読み方は〝むかいばる〟
向原温泉は、別府八湯のひとつ『観海寺温泉エリア』にあるジモ泉(共同温泉)
別府八湯温泉道八十八湯めぐりの対象となってます。
観海寺温泉と言えば、若者やファミリー層に人気の杉乃井ホテルのすぐ近く。
観光で訪れた際、泊まったことがあるよ~!という人も多いのではないでしょうか。
私も若い頃に何度か泊まったことがあるホテルなんですが、高台にはどんどん建物が増え、どんどん大きくなってますねぇ。
そんな大型の宿泊施設も多いエリアですが、住宅地の中に入っていくと、地域の人たちが大切に守っている昔ながらの共同温泉があります。
その1つが、向原温泉です。

このエリアに限らず、大型宿泊施設のすぐ近くに、こういう温泉や文化が残っている場所が別府にはたくさんあります。
私は昔から別府へ遊びに行く機会は多かったのですが、この88湯めぐりをするまで、全く知りませんでした。
こういう知らなかった世界を見て知ることができるのも、このスタンプ集めの面白さの1つだと思います。
向原温泉のアクセス・詳細情報

向原温泉は、別府ICから車で5分ほどの場所にあります。
別府駅からだと、車で約10分。
別府国際観光港からは、車で約15分。
徒歩2分ほどの場所に『生目神社前』というバス停がありますが、車での訪問がおすすめの温泉になります。
場所・行き方
別府インターから行く場合、インターを降りたら鉄輪方面ではなく、湯布院方面の左へ進む。
やまなみハイウェイの堀田三差路交差点を52号線へ入り道なりに坂を下ります。

300円で露天まで堪能できる市営温泉『堀田温泉』を通りすぎ、カーブを道なりにくねくね。
下って行くと、ちょうどカーブの左側にローソン別府生目店があります。
このローソン別府生目店を入ってすぐ右側が向原温泉なんですが!
52号線側からは、そのまま入ることができないので、少し回り道をする必要があります。
右側に2棟並ぶ市営住宅(団地)がある次の信号まで進み左折。
入ってすぐ、更に左折すると、住宅地からローソンの裏側に回り込むことができ、左手に向原温泉があります。
もしくは、堀田温泉を過ぎた次の信号で左折。
住宅地を通り抜けローソンに出る。
52号線を海側から上がって行く場合は、大きな建物が高台に立ち並ぶ“杉乃井ホテル群”を右側に見ながら道なりに進みます。
坂道を上って行くと、左側に2棟並ぶ市営住宅(団地)がありますよ!
この信号から右折ですね。
初めて車で向かう場合は、ナビを利用すると分かりやすいと思います。
向原温泉の駐車場

向原温泉には、入口にスペースがあり駐車場として利用することができます。
2・3台駐車できるスペースですが、あまり広くありません。
ただ、別府八十八湯めぐりをする際、共同浴場は駐車場がないところが多いので、駐車台数が少なくても駐車場があるだけ本当ありがたい。
外観

駐車場から奥へ進むと、小さな無人の管理棟があります。
昔ながらのシンプルなベンチが置いてあるのも、湯上りにゆっくりと涼むことができて良いですね♪
駐車場の脇には桜の木があるので、桜の季節には、このベンチに座りながらお花見を楽しめそう!

さらに奥へ進んだところが共同温泉です。
右側が男湯、左側が女湯。
施設の雰囲気

向原温泉は、昔ながらの別府の共同温泉らしく、脱衣所から階段を下りたところに浴場があります。
この脱衣所より浴槽が低い位置にある半地下スタイルは、別府の昔ながらの共同浴場でよく見られる造り。
ポンプなどがなかった時代に、地表に湧き出す温泉を浴槽へためるため、地盤より低い位置に浴槽を設けたことが理由のひとつとされています。
昔の人たちの知恵が残る、別府らしい温泉の造りですね!
脱衣所はとてもシンプルですが、ほかのジモ泉に比べると木製の棚が比較的新しく綺麗かも。

床は、すのこのようになってるのですが、この下から床暖房のような温かさを感じるんですよね。
下に温泉の管か何かがあるのかなぁ…?!
浴場との間には仕切りがなく、脱衣所から浴槽が見える造りになっており、脱衣所から階段を下りると浴場があります。
浴槽は長方形のタイル張り。

洗い場はなく、浴槽の横で浴槽のお湯を汲み、かけ湯をしてから入浴します。
シャンプーやボディソープなどのアメニティが揃った温泉施設とは違い、必要なものは自分で準備して訪れるタイプのジモ泉です。
料金(入浴料)
向原温泉の入浴料は150円。
別府の湯巡りでは、100円玉をたくさん持ち歩くことが多いですが、向原温泉のように100円単位ではない温泉がいくつかあるんですよね。
なので、湯巡りする際は、50円玉や10円玉も何枚か用意しておきましょう♪
支払い方法
料金箱は脱衣所に設置されてます。
そこへ入浴料を入れます。
入浴可能時間
向原温泉の入浴可能時間は、朝6:00~9:00・11:00~22:00
午前中2時間だけお掃除の時間が入りますが、早朝から夜遅くまで入浴が可能です。
ちょうどお昼の時間帯に掃除休みが入るジモ泉が多いので、11:00から再開は個人的には嬉しい。
向原温泉 詳細情報
【向原温泉】
住所:大分県別府市南立石2区6組
営業時間:6:00~9:00/11:00~22:00
※日曜日は7:00~
定休日:なし
料金:150円
駐車場:3台
| 向原温泉に あるものリスト | |||
|---|---|---|---|
| シャンプー | 露天風呂 | ||
| リンス | 貸切湯 | ||
| ボディーソープ | サウナ | ||
| タオル | 足湯 | ||
| シャワー | ドライヤー | ||
| 洗面器 | トイレ | ||
| ※訪問時に確認したものになります。 最新情報とは異なる場合があります。ご了承ください。 | |||
実際に入ってみた

ここからは、私が実際に訪問した際のレポです。
3周目に突入した私ですが、向原温泉は毎回訪問してます。
なので、訪問回数は3回。
ここ向原温泉は、お湯は透明なんですが、ほんのりと硫黄の香りがするんですよね。
お気に入りのジモ泉の1つです。
1回目の訪問は、同行者と2人で訪問。
別府八十八湯の名人になるぞ!と、本格的に湯巡りをスタートした頃。

最初は何という光景!と衝撃だったジモ泉にも「あっ、このスタイル知ってる!」と思うようになってきた私でしたが…このときは少し緊張する出来事がありました。
初訪問の時は、地元の方が2人入っていらっしゃいました。
私たちは挨拶をし、浴槽に入る前にかけ湯をしていたのですが、同行者が地元の方の後ろ側でかけ湯をしていたため、地元の方から「あなた、かけ湯した?してないでしょ?」という感じで声をかけられました。
私は、その方の目の前でかけ湯をしたので確認できた様子ですが、相手からは同行者のかけ湯の様子が見えなかったんですね。

慌てて「はい!後ろでしっかりとしてましたよー!!私からは見えてたんですけど、後ろだったので見えなかったですよね~!不安にさせてごめんなさーい♪」と笑顔でフォロー。
いろいろ言われることがあるという噂は聞いてたけど、多分、私はこれが初体験。
と言っても、これは私の中では、それほど嫌な印象で残ってる出来事ではないんだけど。
その後は、いろいろ気さくに声をかけてくれて、すごく親切にしてもらいましたが、正直ドキっとしましたね^^;
ただ、今振り返ると、地域の方が自分たちの温泉を本当に大切にされてるからこその出来事だったんだなと思います。

その後、いろいろなジモ泉を使わせてもらって、何度かドキッとすることがあるものの、皆さん意地悪とかじゃなく、本当に大切にされてるからこそだな!と思うことばかりなんです。
だからこそ、外から訪れる私たちは、地元の方が普段から使っている温泉をお借りしているという気持ちを忘れず、周りの様子を見ながら利用することが大切だなぁと思ってます。
とはいえ、本当しっかりルールを読んでマナーを守って入れば、親切な人の方が圧倒的に多いです!

ちなみに、この初体験で学んだことが2つあります。
その①!
かかり湯は、地元の人から見えるところでやる。
ちょっと警戒されてるなぁ…と雰囲気を察した時は、オーバーリアクション気味に洗います(笑)
もちろん、地元の人に湯がかからないように気をつけてね。
その②!
何か言われた時は、嫌な顔じゃなく笑顔!
一緒に風呂に入るわけなので、嫌な空気にはなりたくない。
ってことで、自分がルールを理解してなかったときは「ごめんなさい!教えてくれてありがとう!」を笑顔で伝え、相手の勘違いの時は「いや、違うよ!」の説明を笑顔でする。
そして、そこから笑顔で何か温泉のことを話す。
これで、だいたい仲良くしてくれます(笑)
この時の学び&作戦は、結構いろいろなところで役にたってると思ってます^^;
この作戦が通用しなかったら、それはもう多分ジモ泉とか関係なく、その人の人間性なので諦める(笑)

1回目の訪問では、そんな出来事があった向原温泉ですが、硫黄の香りがするジモ泉が忘れられず、2回目の訪問。
2回目も地元の人が2人。
向原温泉は、脱衣所に料金箱があり、そこにお金を入れるスタイルなんですが、1回目のかかり湯事件がインパクトに残りすぎてて、なぜだか私は「あれ?お金はどこから入れるんだっけ?」となってしまった。
「あれ?下だっけ?」と、裸で150円を持ったまま浴場まで降りて行ってしまうハプニング。
それを見た地元の方が「お金は上!上!上に入れるところあるよー!」と爆笑。
そりゃそうだ…と戻ると、思いっきり『投入口』って書いてあるじゃん…💦
恥ずかしいわあぁぁぁぁw

1回目に会った地元の方とは違う方だったけど、しっかり見えるところでかけ湯!
私が最初っから盛大にボケをかましてしまったせいか、お2人ともすごくフレンドリーで親切。
熱くない?熱かったら水出すから遠慮しないでねー!と、優しくてね…
いろいろなお話をしてくれて、心も体もポッカポカ。
こういうやり取りが、またジモ泉の沼にハマる理由の1つなんですよね。
3回目の訪問は、88湯めぐりの3周目をスタートさせてすぐ。

この日は、別の場所へ向かってナビ通りに走っていたところ、偶然、向原温泉の前の道を通ったんです。
住宅地の中を走ってると「あれ?これって、向原温泉の通りじゃない?」「ほら、やっぱり」と。
3周目のこういう瞬間が、また面白い。
随分と別府の道に詳しくなりました。
ふと駐車場を見ると、車が停まってない。
「これはチャンスかもしれん!」と思い、急遽立ち寄ってみることにしました。
とはいえ、地元の方は歩きで訪問される方も多いので、ドアを開けるまではわからない。
ドアを開けると…ラッキー!靴がない♪
(ジモ泉は、だいたい入口の靴で人数を確認できます。)

3回目にして、ようやく誰もいない!独占(独泉)できる♪
やっぱりね、地元の人とお話を楽しいと感じるようになり、そんなやり取りがこの湯巡りの魅力の1つと思うまでに成長しましたが、もともとは人と一緒に入りたくないというタイプ。
いまだに、誰もいないのがベストではあります。
しっかりと硫黄っぽい香りがする向原温泉のお湯を1人で堪能。
帰り駐車場で地元の人らしき人とすれ違いご挨拶。
ギリギリ終始独占できるタイミングだったようでナイス!
向原温泉の88湯スタンプ

向原温泉のスタンプ設置場所
温泉入口の手前にある無人の管理棟のような場所に、スタンプが設置されてます。
まとめ
観海寺温泉といえば、大型ホテルやリゾート施設が建ち並ぶイメージが強いですが、そのすぐ近くで「これぞ別府のジモ泉!」という雰囲気を感じられる向原温泉。
私が今まで回ったジモ泉の中では、1番硫黄の香りが強い温泉だと感じてます。
明礬エリアのように青白い濁り湯で硫黄の香りが強いわけではなく、ここはお湯が透明で硫黄の香りが強いというのも私の中では新たな発見です。



です!