名人師匠に軽く勧められたあの日から、私の修行は始まった。別府八十八湯ひよっこ名人 あゆです。
ちょうど半年で無事に名人を達成したものの、すっかり別府の魅力にハマり現在も修行は続いてます。
別府の繁華街からほど近く、ひっそりと佇むくジモ泉(共同温泉)があります。
その名は『寿温泉』
とても縁起が良い名前ですね。
明治時代から受け継がれてきた温泉で、昔から〝子宝の湯〟として親しまれているとのこと。
今回は別府市にある『寿温泉』を、実際に訪問した時のエピソードとあわせて紹介します。
別府市楠町【寿温泉】

別府市楠町にある『寿温泉』
1階部分が寿温泉で、2階は寿町二区公民館になってます。
公民館と一体型になってる別府ではお馴染みのスタイルですね!
ここ寿温泉は、明治時代から続くジモ泉。
現在の寿温泉になったのは、大正時代とのこと。
大正13年に建てられた建物が、今もそのまま使われてるので築100年以上。

婦人病に効果があると言われ、長年子宝に恵まれない人が子供を授かったという話もあり、かつては女湯しかなかったという歴史がある温泉です。今でも〝子宝の湯〟として親しまれているそうですよ!
現在も昔の名残が残っていて、女湯は男湯の約2倍の広さで脱衣所は3倍。
圧倒的に女湯の方が広いそうなんです。
私は女湯しか入れませんが、どのくらい違うのか男湯の方も気になりますね。
今度、誰か湯めぐりやってる男性に、中の様子はどんな感じなのか聞いてみたいと思ってます。

建物の横には『流川文学』発祥の地という石碑もありました。
別府には昔から多くの文人が訪れ、中でも流川通りは小説などの舞台として多く取り上げられており、これらを『流川文学』と呼ぶとのこと。
今回は繁華街のすぐ近くに静かに佇む寿温泉を、訪問レポと共に紹介していきます。
寿温泉へのアクセス・詳細情報

寿温泉があるのは、別府の繁華街であるソルバセオ銀座や楠銀天街のアーケード近く。
別府駅から車で5分ほどの距離ですが、徒歩で行く場合は一方通行の道や歩行者天国のアーケードの中も通ることができるので10分ほどで行くことができます。
別府駅から歩いて、昔ながらのアーケード内の雰囲気など別府ならではの光景を楽しみ、街歩きしながら訪問するのもおすすめです!
さんふらわあターミナルや別府国際観光港からは、車で10分ほどの距離。
別府インターからだと、15分かからないくらいの場所です。
場所・行き方
ソルバセオ銀座と楠銀天街の間に横断歩道があります。
この横断歩道の10号線(海)側に1つ手前の曲がり角を中浜筋へ入ります。
10号線側から行く場合は、ゆめタウン別府前にある流川通り交差点から流川通りに入り、しばらく進むとソルバセオ銀座と楠銀天街の間にある横断歩道が見えてきます。この手前の信号を左に入ります。
この中浜筋へ入ると、すぐ左側に寿温泉があります。
寿温泉の手前にはスナック、目の前にはラブホテル。
このスナックとラブホテルの間にあるのが寿温泉です。

スナックの建物とラブホテルの方が目立っているので、このラブホテルを目印に行くとわかりやすいかもしれません。
寿温泉の駐車場
寿温泉には、専用駐車場がありません。
でも、すぐ斜め前にコインパーキングがあります。
車で訪問した場合は、この目の前の駐車場がおすすめです。

駐車できる台数は4・5台分だったかと。
(こちらが満車の場合は、周辺に複数のコインパーキングがあります。)
駐車料金は60分100円。
寿温泉だけの利用だったら、100円の駐車料金で十分ですね。
打ち切り500円。
24時間駐車しても500円は安くてありがたい!
寿温泉の雰囲気

築100年以上の歴史がある寿温泉の中の雰囲気は、とってもレトロ。
年代物の鏡や、久しぶりに見る大きな体重計などが並び、なんだかすごく懐かしさを感じます。
小学校の時の保健室である体重測定とか、こういう体重計だったなぁ。
こういうレトロな空間を楽しめるのも、ジモ泉の魅力の1つですね。
料金(入浴料)

寿温泉の入浴料は、別府市外の人は300円。
県外から訪問する私は、この300円の料金ですね。
別府市内にお住まいの方は、100円お安い200円で利用可能です。
小学生以下は無料で利用できます。
また複数回訪問する人には、お得な回数券の販売もありました。

8回分の入浴券が1000円!
1回あたり125円と、とってもお得♪
ガチャガチャの中に入っていて、ここから購入するシステムの様子。
1000円の支払い方法は、500円玉を2枚重ねてガチャガチャに入れてくださいとのこと。
回数券を購入したい場合は、事前に500円玉2枚を準備して訪問しましょう。
ここは私自身何度も利用することになりそうなので、このお得な回数券を購入したかったのですが、あいにく500円玉の持ち合わせがなかった💦次回は500円玉2枚を準備して行こうと思ってます。
支払い方法
入浴料は入口にある料金箱の中へ入れましょう。
寿温泉 詳細情報
【寿温泉】
住所:大分県別府市楠町11-15
営業時間:13:00~0:00
定休日:不定休
料金:300円
駐車場:なし
※目の前にコインパーキングあり
営業時間や定休日・支払い方法など店舗の詳細情報は、私が訪問した際に確認できた情報になります。変更となっている場合などもありますので、ご了承ください。
| 寿温泉に あるものリスト | |||
|---|---|---|---|
| シャンプー | 露天風呂 | ||
| リンス | 貸切湯 | ||
| ボディーソープ | サウナ | ||
| タオル | 足湯 | ||
| シャワー | ドライヤー | ||
| 洗面器 | トイレ | ||
| 鍵付きロッカー | 駐車場 | ||
| ※訪問時に確認したものになります。 最新情報とは異なる場合があります。ご了承ください。 | |||
寿温泉に実際に入ってみた(入浴レポ)

寿温泉の初訪問は、夜でした。
寿温泉は深夜0:00まで営業されてるので、遅い時間でも訪問できるのが、遅くまで湯めぐりしたい私としてはとてもありがたい存在。
ドアを開けようとすると、中に人がいる様子。
男湯に誰かいるということが、入る前からわかる。

ポルノグラフィティの『アゲハ蝶』を大熱唱中…
あの早口言葉のような歌詞を何度もリピート。
野太い歌声が、外まで響き渡っててびっくり(笑)
恐る恐るドアを開けると、靴箱があって奥に広い。
昔ながらの旅館のような雰囲気を感じます。
入口を見た感じ、歌ってる男の人以外は誰もいない様子ですね。
ということは、女湯は独占できそうでラッキータイミング。

靴を脱いで奥に進む間もアゲハ蝶が響き渡る。
ひらりひらりと舞い遊ぶように姿見せたアゲハ蝶~
夏のフフフ…フフフ…フフ…ッ羽ー!
(わかるよ!その辺、歌詞覚えにくいし早口で難しいもんね!)
旅人に訪ねてみた!どこまでいくのかーとーいつになれば終えるのかとー♪
この辺りの繰り返し。
すごく気持ちよさそうね。ここは家の風呂か?(笑)
恐らく、歌うのに夢中で誰か入ってきたことに気が付いてないと思われる。
自分が入ったことをアピールした方が良いのか、気づかれないようにソッと進むか悩んだ結果、あまりにも気持ちよさそうに熱唱されてたので、邪魔するのは申し訳ない気がして忍び足で先に進む^^;

進んだその先に、手前に女湯・奥に男湯があり、流石にドアを開けたら気づかれるだろう…と思ってドアを開けてみたけど気がつく様子はなし^^;
寿温泉の脱衣所は、女湯の方は男湯の3倍の広さとのことですが、確かに広い。
たくさんの棚が並んでいてレトロなかごが置かれてます。

棚の横には、全自動の大型洗濯機がポツンと置かれてる。
とてもレトロな光景の中に、現代の洗濯機がポツンという光景は、なんともシュール。
ここでマットとかを洗濯されてるのかな。

壁はちょっとおしゃれな言い方をすると、一面がティファニーブルー的な感じの色。
ティファニーブルーより、少しくすんだ感じかな。
昼間はもう少し明るい色合いに見えるかもしれませんね。
ベビーベッドも置かれていて、奥に浴槽がある様子。
脱衣所との間にドアなどは一切ない、別府のジモ泉ならではの光景。
早速、服を脱いで浴室へ。

ちなみに、この間もアゲハ蝶は止まらず、隣の男湯側では大熱唱が続いている。
これは…もはや、気がついてるけどやめる気がないってことなのか?と思いながら、かかり湯をする。
「バシャン」と音を立てた瞬間、アゲハ蝶は途中でピタっと止んだ…やっぱり気がついてなかったのか💦
なんかごめんなさい…そんな気分に^^;
壁越しに挨拶をして謝っておこうかとも一瞬考えたけど、それもそれで気まずいなぁと思い黙って入浴。
浴室にはレトロな大きな窓があり、くすんだ感じのティファニーブルーと水色のツートンカラー。

小さめの浴槽が窓側にあり、これで男湯の2倍となると男湯の方はなかなかコンパクトなサイズなことが想像できます。
女湯は3・4人入れば、ちょっと狭いかなと感じるサイズだったけど、男湯側は浴槽ももう少し狭いのかな?
寿温泉の温度は常時43度前後で、鉄分を多く含んだ泉質が特徴。シャワーはなく、シンプルな別府ならではのジモ泉スタイルです。

寒い日の訪問だったので、熱い湯がとても良く体に染み渡り気持ちが良い♡
これは大熱唱したくなる気持ちもわかるわぁ。
私の場合、子宝に縁があると困るけど^^;婦人病のことは気になるお年頃。
しっかりと寿温泉の良いお湯を体に染み渡らせ、体がぽかぽかで退出。

女湯から気配がなくなったことを察知されたのか、靴を履く頃にはまたアゲハ蝶が響いてました。
邪魔しちゃってごめんなさい^^;
でも、私の中では、こういうインパクトに残る出来事があると非常に覚えやすくてありがたい(笑)
たくさんの温泉をめぐると、どこだったっけ?どんなところだったっけ?ってなることがありますが、こういうハプニングがあると、ここはこんなエピソードがあって、こんな温泉だった!ということをすぐに思い出せます。
その後、別府八十八湯めぐり2周目では、昼間の雰囲気も体験してみたく、明るいうちに訪問したのですが閉まっていて入れず…。営業時間内だったので、不定休に当たったと思われる。
また改めてリベンジ訪問してみたいと思ってます。
寿温泉の88湯スタンプ

寿温泉のスタンプ設置場所

寿温泉の別府八十八湯スタンプは、入口にスタンプが置いてあります。
スタンプが欲しい場合は、ここで自分で押すスタイルです。
寿温泉のクチコミ
クチコミを調べてみると「湯船のフチに座っていると怒られたので残念でした」という、評価の悪いクチコミを発見しました。
普段ネガティブなクチコミは、あまり載せないようにしてますが、ここは重要なのであえて載せておきます^^;
これは他の温泉ではよく見かける光景で、結構やりがちかもしれませんが…
別府のジモ泉では、この〝湯船のフチに座る〟という行為はマナー違反です💦

いろいろなジモ泉に貼ってある別府の温泉マナーにも書かれてます。
恐らく、ここ寿温泉でも貼ってあったと思います。
私自身も、他の温泉で注意されてる観光客の人を見かけたことがあります。
他県の温泉ではよく見る光景で、悪気がないことは他県の私としてはわかります。
でも、地元の人からすると「何してんのよー!」ってな感じです。
私が見かけた人も注意された後「ん?何が?」という顔をされていて、少し戸惑われてる様子でした。
ちょうどその方は、私といろいろな旅の話をした後だったので、別府ではマナー違反になることをお伝えしに行ったところ、びっくりして地元の方に謝られてました^^;
地元の方はマナー違反をしている人がいると、すぐに直接注意をされます。
優しい言い方の人もいれば、きつい言い方の人もいて、その辺は人それぞれだけど、自分たちの大切な温泉をみんなで守るって姿勢がすごいなぁと、私はいつも尊敬します。
県外から行ってジモ泉文化を体験する人も、普段から温泉を大切にされている地元の人も、互いに嫌な思いをしないように、ジモ泉に入る前には、事前にしっかりマナー・ルールの貼り紙を見て気をつけましょう!
まとめ
築100年以上で子宝の湯とも言われている寿温泉は、とてもレトロな風情がある素敵なジモ泉(共同温泉)でした。
繁華街からすぐの場所で、隣にはラブホテル、周辺には複数の風俗店…
その光景の中に静かに佇むジモ泉って、なんだかすごく不思議な感じがあります。
ジモ泉めぐりでは、駐車場がなくて困ることが多いですが、ここ寿温泉はすぐ目の前にコインパーキングがあるのが嬉しいですね。
私が訪問したのは夜遅い時間だったので、周辺の温泉は閉まっているところばかりでしたが、昼間に訪問した際はこのコインパーキングに車を停め、複数の湯巡りを楽しんでも良さそうです。
徒歩3分ほどの距離に、過去に紹介している梅園温泉や観光客にも人気で有名な温泉『竹瓦温泉』もありますよ^^
5分ほどの距離には松原温泉。10分圏内だと永石温泉や末広温泉があります。



です!