名人の称号を持つ友人に軽く勧められたあの日から、私の修行は始まった。
別府八十八湯名人への道 ayuです。
〝私も名人になりたい!〟と夢中になり別府通い。友人も驚くほどのスピードで〝名人〟の称号を取得。これで終わり!…かと思いきや、通えば通うほど別府の魅力にハマり修行継続中。
今回は鉄輪温泉エリアにある【熱の湯温泉】を紹介します。
ナント!この温泉、誰でも無料で利用ができちゃうんです。
…別府の温泉スゴイ。
熱の湯温泉は、目の前に広い駐車場があるので車でのアクセスも便利ですが…
道が狭いので注意。
実際に訪問して気づいたポイントなどもまとめてます。
【鉄輪温泉】熱の湯温泉(別府市鉄輪井田)

別府の鉄輪と言えば!
あちこちから湯けむりが立ち上る光景。
別府を象徴する景色は、何度見ても感動します。
地獄めぐりや地獄蒸し体験ができる施設・大型の旅館も多く、いつもたくさんの観光客が溢れているエリア。
そんな人気の鉄輪温泉エリアですが、そこには昔ながらの文化を強く感じることができる素敵なスポットもたくさん。
観光客が溢れるメインストリートから少し離れた場所に、無料で入れる市営の共同浴場『熱の湯温泉』があります。
別府の温泉に無料で入ることができるとは…驚きです!恐るべし別府。
場所・アクセス方法
東九州自動車道別府ICから、鉄輪方面へ車で10分ほどの距離。
地獄めぐりなどがあるメインストリートから、いでゆ坂方面へ。
別府駅からは、車で15分どのです。
車で15分なので、駅から徒歩で訪問するのは厳しいですね。
車がない状態で別府駅から行きたい場合は、バスを利用しましょう。
バスで訪問する場合は『地獄原・ひょうたん温泉』で下車し、徒歩2分ほどの場所。
『鉄輪』で下車しても、徒歩5分ほどで到着します。
熱の湯温泉前駐車場

熱の湯温泉の目の前には、12台分の駐車場があります。
有料の駐車場になりますが、60分100円と安いです。
車で88湯巡りをすると、幾度となく駐車場問題に直面し、どこに停めようかと悩みます。
複数人で回るときは交代で入るということもできますが、1人でまわる際は車を停めるところが見つからず、泣く泣く断念することもありました…。
有料でも駐車場があるのは、大変ありがたいです。
周辺には駐車場がない温泉が複数あります。
熱の湯温泉を利用する場合だけではなく、周辺の温泉をまわる際にも便利に利用ができますよ。
車で行く場合は道幅に注意
周辺の道は狭い道が多いですが…
熱の湯に続く石畳道路は更に狭い!
車で行く場合は、ちょっと注意が必要です。

〝車は通れますが非常に狭いです〟と看板まで出てる!
しかも、一方通行ではない。
反対側から車が来る可能性も。
軽自動車やコンパクトカーは、気を付けながら入って行けますが、ファミリーカーや大型車は避けておいた方が良いです。
外観

大変レトロな外観の熱の湯温泉。
古くから利用されてきた共同浴場ジモ泉で、昔は『浮き湯』・『怒湯』・『金の湯』・『兎狩の湯』とも呼ばれていたそうです。【熱の湯】という名前は、身体の熱を除去する効果があることからつけられたと言われています。

現在の建物は、昭和52年に建てられたもの。
新しい建物になってからも、既に50年の歴史があるんですね。
施設の雰囲気

とてもレトロな熱の湯温泉。
木製のロッカーがあり、浴槽は共同浴場の割には少し広め。
1番奥のすだれを通してお湯が出ている様子。
料金(入浴料)
熱の湯温泉の入浴料は無料!
そのまま中に入ってOKです。
入口にお地蔵様がいらっしゃるので、感謝の意味を込めてお賽銭を入れるのも良いかも。
歴史を感じる洗濯場跡
熱の湯温泉の建物のすぐ近くには、昔飲泉場であった泉源後や洗濯場跡など、歴史的な場所が残されています。
熱の湯温泉を利用する際には、レトロな風情が残る周辺の散策もおすすめです。

別府の歴史や文化に触れることができる静かな街並みは、観光客がたくさんの鉄輪温泉メインストリートとは、また違った楽しさがありますよ。
実際に入ってみた。

地元の方の出入りがありながら、一時的に貸切状態に。
浴槽の奥に柵があり、高い場所からすだれを通してお湯が出ている様子。
すだれは湯雨竹のような役割で、お湯を冷ましてるのかな。
先に入っていた地元のおばぁちゃんが「こっちは熱いので気を付けてね!」と声をかけてくれたので、手前の方で入浴。だがしかし、やっぱり別府のお湯は熱いところが多いなぁ(笑)
『美人の湯』とも呼ばれる炭酸水素塩泉。
入浴後は、身体がすべすべしているような気がした♪
浴槽から上がり脱衣所へ行くと、入口のドアが少し開いてたので慌てて閉めたんだけど、少し開けておくのがここ熱の湯温泉のルールみたい。

帰り際、地元のおばぁちゃんにご挨拶をしたら「入口は少し開けて帰ってね~中の湯気がひどくなっちゃうのよ~」と言われ、ドアが開いてた理由を知る。
郷に入っては郷に従えというよりも、別府のジモ泉はあくまで地元の方の生活の一部であるお風呂を貸してもらってるという感じなので、それぞれの温泉にあるこういうルールを教えてもらった際は覚えておきたい★
熱の湯温泉の88湯スタンプ
熱の湯温泉のスタンプはこちら↓

熱の湯温泉のスタンプ設置場所
熱の湯温泉のスタンプは、すぐ隣にある『入舟荘』の玄関に置いてあります。
インターフォンを押すと、宿の方が出てきて対応してくれます。

入舟荘は、客室全5室のこじんまりとした宿。
女将さんが作る手作りのボリューム満点の料理が自慢。
部屋食で提供されているのも嬉しいポイント。
小さなお子様大歓迎!と謳われているので、ファミリーなどにも人気の様子です。
熱の湯温泉の基本情報
【熱の湯温泉】
住所:大分県別府市鉄輪井田1
営業時間:6:30~21:00
定休日:年末大掃除日(不定)
料金:0円(無料)
駐車場:熱の湯前有料駐車場12台
支払い方法
- なし
熱の湯温泉は無料で利用ができるため、支払い方法はありません。
(車で訪問し熱の湯温泉前駐車場を利用した場合は、駐車料金100円/60分が必要)
まとめ
すごくレトロな風情のある熱の湯温泉。
鉄輪温泉というと、観光客が多く賑やかなイメージが強いけど、こういう静かな場所で歴史や文化を感じながら、ゆっくりと熱めの温泉に入ることができる時間は、なんとも贅沢だなぁと感じました。
88湯巡りを始めて、100円とか200円で入浴できる温泉がたくさんあると知ったけど、無料の共同浴場まであるとは!
88湯の名人を目指していると、いろいろな新しい発見があり面白い。


コメント