名人師匠に軽く勧められたあの日から、私の修行は始まった。別府八十八湯ひよっこ名人 あゆです。
大きく8つの温泉郷に分かれてる別府。
それぞれのエリアに良さがあり、良い温泉ばかりなのですが、私は明礬温泉が特に好きなんですよね。
特特の硫黄の匂いと少し青みがかった白く濁ったお湯。
温泉知識が乏しい私でも、THE!温泉!と感じることができるお湯が特徴的です。
今回はそんな明礬温泉らしいお湯を楽しむことができる『奥みょうばん山荘』を紹介します。
明礬温泉ならではの泉質を貸切で満喫できる。とても素敵な温泉です。
【明礬温泉】奥みょうばん山荘とは?

別府市湯山の山間に静かに佇む『奥みょうばん温泉』
私の別府88湯巡りのスタート地点と言える場所。
もう10年くらいの付き合いになる私の名人師匠は関東在住。
別府入りしてると聞き、久しぶりに会いに行った。
ランチで寿司をごちそうになり、ちょっと温泉でも入って帰りなよ!
そう言われ連れて行かれた場所が、ここ奥みょうばん山荘。

こんな良い温泉に、こんな安い入浴料で入れる場所が別府には存在するのか。
そう思ったことを今でも鮮明に覚えてます。
ここ奥みょうばん山荘は、2006年に半廃墟のような状態だった温泉施設を温泉マニアのファミリーが取得したというところから始まります。
自分たちで手を加え、少しずつ作り上げられている手作りの温泉施設。
いろいろな実験を繰り返しながら、実用化されている研究熱心な兄弟が、実に個性的で話を聞いているとワクワクが止まらず面白い。
奥みょうばん山荘は、20年が経つ今でも日々進化が続いています。
今回は明礬温泉エリアにある、奥みょうばん山荘を紹介します。
奥みょうばん山荘へのアクセス

藁ぶきの湯の花小屋が立ち並び、車の窓を閉めていても中まで硫黄の香りが入ってくるような明礬温泉エリア。
道中、高速が走る長い橋と奥に別府湾が見える光景が好き!
奥みょうばん山荘は、そんな山あいにひっそりと佇む温泉です。
明礬温泉エリアの中でも、結構奥の方まで進み、山方面へ入り込んだ場所に奥みょうばん山荘はあります。
ちょっと入口がわかりにくく、看板などが出ていないのでご注意を。
場所・行き方
奥みょうばん山荘への行き方は、国道500号線を上がり明礬温泉エリアへ。
湯の花小屋や大きな旅館などが立ち並ぶ明礬温泉の中心部を更に安心院方面へ進みます。
『湯山』のバス停を過ぎたところに、左へ上る狭い道があります。
この狭い道を山に向かって登っていくと、奥みょうばん山荘に到着。
奥みょうばん山荘へ到着するまでには、自然豊かな場所でシュンシュンと湯けむりが上がっていたり、湯の花小屋があったりと、秘境的な雰囲気を楽しめますよ♪
奥みょうばん山荘の駐車場
奥みょうばん山荘の敷地は広く、車は温泉施設入口の広い空き地に駐車可能です。
砂利の駐車場になりますが、綺麗に整備されてるので停めやすい駐車場です。
奥みょうばん山荘の施設レポート

明礬温泉エリアの中でも、更に奥に進んだ秘境的な雰囲気を出している場所にある奥みょうばん山荘。
家族で作られている手作りの温泉施設は、心がなごみ、ほっこりとした気分になります。
あちこちに奥みょうばん山荘のマスコットキャラクター〝ゆ~きちくん〟が描かれていて、この〝ゆ~きちくん〟がなんとも愛らしいんですよ。
お猿さん?と思ったんですが、確認したところモグラなんだとか。
あちこちに高崎山をイメージするお猿さんがデザインされたものが多い別府。
そんな別府で、あえてお猿さんではなくモグラがモデルというところが、また個性的で好きだなぁ。
外観

奥みょうばん山荘の外観は、手作り感がある温泉でなごみますが、これらの施設を自分たちで作られたと思うと技術がすごいなぁという感動もあります。
日々進化を続ける奥みょうばん山荘。
外には工事に使う道具や機械も置いてあり、その様子がわかります。
訪れる度に、変化が見られるのは楽しみが増えますね。
施設の雰囲気
奥みょうばん山荘は、貸切湯でお部屋は3部屋のみ。
内湯のみのお部屋と、露天のみのお部屋・露天と内湯の両方があるお部屋があります。
ただ、こちらも現在工事が進められているお部屋があるので、今後は増える日が来るかもしれません。
駐車場に車を停めて入ると、まず3部屋の棟が左側に。
そして、奥に母屋があります。
まずは、この母屋で受付と支払いをするので、訪問したら最初に母屋を訪ねましょう。
料金(入浴料)

奥みょうばん山荘は、貸し切り温泉で入浴料は1人550円。
1枚50円の貸しタオルもありますよ。
温泉巡りをする際にはタオルの持参は必須ですが、急にちょっと入りたい!って時などにも助かりますね。
支払い方法
- 現金
母屋で受付をし、入浴前にお支払いください。
利用部屋のルール
貸切温泉の奥みょうばん山荘は、貸し切り湯3部屋のみの小さな施設のため、人数によって利用制限があります。
- 1人で訪問した場合は、内湯の部屋のみ利用可能
- 2人で訪問した場合は、どれか好きなお部屋1部屋のみ利用可
- 3人以上で訪問の場合は、男女混合の場合に限り2か所以内の部屋を利用可能。
複数人で訪問の場合、1人ずつ別の部屋に入るということはできません。
実際に入ってみた(入浴レポ)

初訪問の際は男女混合3人で訪問したため、2部屋を借りることができました。
(奥みょうばん山荘様のご厚意により、全てのお部屋を撮影させていただいたので全部屋紹介できます。)
入浴レポと共に、それぞれのお部屋をご紹介。
露天+内湯の部屋(2人以上で利用可)
私が入ったのは、奥みょうばん山荘で1番広い内湯も露天も両方楽しめるお部屋。
2人以上で利用可のお部屋のため、お1人様訪問の際は利用ができませんが、とても素敵!
このお部屋を利用したいので誰か誘って行きたい!と思うほど(笑)
内湯と露天のお部屋は、脱衣所と内湯が一体型。

かごも準備されていて、ここで服を脱ぎます。
目の前には、どんどんお湯が溢れてる内湯。
石造りの温泉で、風情があります。
これを自分たちで作られたとは…感服。

シャワーはありませんが、イスと洗面器が準備されており、リンスインシャンプーとボディーシャンプーも置いてあります。
外には青空が広がる露天風呂。
2人以上で利用ができるお部屋ですが、2人だとゆっくりと入ることができる広さがあります。

ふわふわと湯の花が乱舞する、少し青みがかった白い濁り湯。
これが貸切とは、なんとも贅沢~♪
柔らかいお湯がとても心地よく、青空の下とても素敵な入浴となりました。
お風呂上りは、すごくスッキリ。
内湯のお部屋(1人でも利用可)

内湯のみのお部屋は、お1人様で訪問しても利用ができるお部屋です。
こちらも石造りの素敵なデザイン。
内湯のみのため、露天風呂+内湯のお部屋に比べると内湯が少し広め。
こちらも2人でも、ゆっくりと入れる広さがありますね。
露天のお部屋(1人でも利用可)

とても天気が良い日の訪問だったので、露天風呂から見える青空が最高。
こちらの露天風呂のみのお部屋も、お1人様で利用可能。
この露天を独占できるのは、贅沢すぎるぅ♡
内湯も良いですが、私はお1人様の時は、この露天のお部屋に入りたいなぁ。
ただ、脱衣所も外にあるため冬場は入るまでが寒そうですね^^;
入った後は、ポカポカが長く続くので良い外気浴になりそうだけど。
温泉あがりには玉子もおすすめ!

奥みょうばん山荘の母屋(受付)では、冷たい飲み物やアイス・温泉玉子・湯の花の販売があります。
どれも安くて「もう少し値上げしようよ…」と、申し訳なくなってしまうほど(笑)
温泉玉子が、すごく特徴的で美味しいんですよ~!
奥みょうばん山荘の温泉玉子は、15時間以上蒸すこだわり。

じっくりと長時間蒸した玉子は、殻を剥くとチョコレートのような色。
カナリ味が染みた味玉子(煮玉子)のような色をしていますが、これは煮玉子ではなく温泉玉子なので驚きです。

1口かじると、口の中いっぱいに独特な風味が広がります。
燻製とは少し違うので表現が難しいのですが、いぶしたときのような深みのある濃厚な味わい。
この味は、温泉の風味とのこと。

時間をかけることで、玉子にたっぷりの温泉成分がいきわたる、こだわりの1品です。
中までしっかりと色が変わっていて、ハマる美味しさ。
価格は1個60円。
10個以上のまとめ買いをすると、割れた温泉玉子のおまけ付き。
3日ほど保存も効くので、お土産にも良いですよ。
多くの作り置きをされないので、午後には売り切れになっていることも。
ファンが多い奥みょうばん山荘の温泉玉子、おすすめです。
奥みょうばん山荘の88湯スタンプ

奥みょうばん山荘のスタンプ設置場所
奥みょうばん山荘のスタンプは、受付である母屋で管理されてます。
入浴後にスタンプが欲しい旨を伝えると出してもらえますよ。
奥みょうばん山荘 詳細情報
【奥みょうばん山荘】
住所:大分県別府市湯山1組
電話:0977-67-2229
営業時間:10:00~20:00最終受付
定休日:火曜日(不定休あり)
※祝日・繁忙期は営業
料金:550円
駐車場:10台
公式サイト:奥みょうばん山荘公式サイト
まとめ
明礬温泉エリアにある奥みょうばん山荘。
温泉マニアが高じて、廃墟化していた温泉を買い取り自分たちの手で作り上げ、20年経つ今でも進化を続けているというこだわりの温泉。
手作りの施設は、心も体もポカポカになる素敵な入浴を楽しめます。
貸切で利用ができるのが嬉しいですね。
奥みょうばん山荘へ行った際には、15時間以上蒸した味がギュっと濃縮された温泉玉子もおすすめです。

