名人師匠に軽く勧められたあの日から、私の修行は始まった。別府八十八湯ひよっこ名人 あゆです。
ちょうど半年で無事に名人を達成したものの、すっかり別府の魅力にハマり現在も修行は続いてます。
突然ですが、日頃の挨拶で「さようなら」って使いますか?
子供の頃は、学校の帰りなど「先生、さようなら~」なんて挨拶をしてましたが、大人になってなかなか使う機会がない。
別府八湯温泉道八十八湯めぐりを始めて、いろいろな別府の文化や特徴を知ることができていますが、挨拶も驚いたことの1つ。
別府では、子供から大人まで日常的に「さようなら~」という挨拶が使われています。
今回はこの別府八十八湯めぐりの挨拶について、私のお恥ずかしい失敗エピソードを含め紹介したいと思います。
別府のジモ泉では積極的に挨拶をしよう!

今は、挨拶をしただけで〝不審者〟と言われることもあるとかで、むやみやたらに挨拶ができない。
そんな息苦しさを感じる世の中になっているという話を聞きますが、私はやっぱり挨拶は積極的にしたいところ。
個人的には、挨拶は基本中の基本でしょ…タイプ。
ただ、我が家の近くでも、人とすれ違う時に挨拶をしても無視をされることが多いと感じます。
別府に行くとね、いろいろな人が積極的に挨拶をしてくれるのも、好きなポイントの1つです。
そして、ジモ泉ではもちろん、挨拶が基本中の基本!
いいよねぇ…いや、これは絶対世の中に必要なことなのよ…と、個人的には思います。
ジモ泉に入る時は、「おはようございます」・「こんにちは」・「こんばんは」と、積極的に挨拶をしましょう★
挨拶は受け入れてもらえる作戦でもある!

元気な挨拶ができると、気持ち良いと思いませんか?
そして、元気な挨拶が返ってくると超嬉しい!HAPPYな気分になります。
逆に、元気がないとちょっと寂しい…そして、無視されると悲しい💦
「知らない人に、挨拶なんていらないでしょ。」
そんな人が、この世の中にはいるのかもしれませんが…やっぱり挨拶は大事。

例え、日常では挨拶をしない!という人でも、ジモ泉に入る時は積極的に挨拶をしてみましょう★
これは、私的には外部から行って地元の人の生活の一部になっている共同温泉を使わせていただく際、お互いが嫌な思いをしないための作戦でもあると思ってます。
1番最初に共同温泉で人に会った際、私自身共同温泉という場に慣れないこともあり「こんに…ちわ…入って良いですか…」と、ちょっと不安げな挨拶をした気がします。

もちろんそれでも「どうぞ!どうぞ!」と、優しく受け入れてくれた記憶があるのですが、中には意地悪な人もいると聞きます。(私自身は、ほぼほぼ遭遇したことがない。)
せっかく湯めぐりを楽しんでるので、極力嫌な想いはしたくない。
言われる地元の方も、嫌な気分になって言ってるんだと思うし、お互い良い気持ちで温泉に入りたい。
それで私は考えました!
どうしたら意地悪な人に遭遇する確率が減るか!
それは、多分『元気な挨拶』だと思うんです。

例えば、部外者に意地悪なことを言おうと構えてる人がいたとします。
「部外者が入ってきたぞ!」と発見されたときに、相手が何かいうより先に元気に笑顔で挨拶をしたら「あら…こんにちわ…」と、ちょっと嫌なことを言うタイミングを失っちゃうと思うんです。
これは、温泉に限らず、そんなシーンって日常でもあると思います。
もし、これで顔見た瞬間に何か文句言うような人は、いろいろと日常で問題がある人だと思います。
もうそんな人に遭遇してしまったとしたら、それは運が悪かったとスルーしましょう(笑)

〝意地悪なことを言われた〟という話を聞きますが、その内容は別府の人は本当に温泉を大切にされてるんだなぁと感じることばかりなんです。
別府のジモ泉って「うちの町内の温泉が日本一!」って人が多い様子です。
こんなにたくさんのジモ泉があるけど、よく「うちが1番良い温泉なのよ!」とか「ここが1番良かったでしょ?」と言われます。
そんな自分がとても大切にしてる自慢の場所に、知らん奴が入ってきたら、そりゃ警戒したくもなるよね。と私は思うんです。

その警戒心を解くには、まずは笑顔で元気に挨拶でしょう。
逆に、警戒しているところに挨拶もなく感じ悪い人が入ってきたら、警戒度は相当増しませんか?
私なら自分がすごく大切にしてる自慢の場所に、そんな奴が入ってきたら、その時点で恐らく警戒から一気に〝荒らすなよ〟の戦闘モードに入ると思います^^;
そんなわけで、普段から私は困った時はとりあえず笑顔で元気に挨拶しとけば何とかなる!で乗り切る部分がありますが、別府ではこの作戦を大活用してます(笑)

とにかく嫌な人がいようがいまいが関係なく、入った瞬間に誰かいるとわかったら笑顔で元気に挨拶!
これやっとけば、だいたい優しく受け入れてもらえます。
ただね、元気笑顔挨拶作戦が一旦成功しても、いろいろ言われることは稀にあります。
それは、意地悪というより、いろいろなマナーやルールを教えてくれるような感じ。
でも、ちょっと言い方きついなぁ…って感じる時もあるよね。

そんな時は、嫌な顔をするんじゃなく、更にちょっとレベルを上げ、笑顔で積極的に絡む!
「なるほどー!○○すると良いんですね♪」とか「わぁー!すみませーん!まだ湯巡り初心者なので、教えていただいて助かりました!ありがとうございます♪」とか、まずは言われたことに対して、若干オーバーに全て認める。
更に、マナー伝授が落ち着いたら「毎日いらっしゃるんですか?」とか「こんな良い温泉に毎日入れるって、めちゃくちゃ羨ましいです!」とか、こっちからニッコニコの笑顔で全力で絡んでいく!
その名も、戦意喪失させる作戦(笑)

これやると、だいたい最初は怖い顔してた人も、だんだん顔がほころび「あら、もう何も言えないわね…」的な感じになり、逆にいろいろな世間話をしてくれるようになる。
時には「この子、湯めぐりしてるんだってー!」と、ほかの人にまで紹介してくれて、みんなでワイワイおしゃべりになることまであります。
基本的に私は、1人で入りたい湯めぐり不向きタイプではあるんですが、この地元の人との会話もなかなか楽しい時間です。

誰かいるとわかった瞬間、笑顔で元気に挨拶作戦から始まり、ちょっと怪しい気がする…と思った瞬間に、一気に笑顔で積極的な絡み作戦まで同時遂行する私。
この作戦がどれだけのパワーを発揮しているのかはわかりませんが、少なくとも私はこの作戦で、ほぼほぼ嫌な想いをしたことはないというより、相当親切にしてもらうことや優しくしてもらえることの方が多いので、試してみる価値はありだと思います。
まぁ、これは本当に別府のジモ泉は関係なく、普段からムスっとして感じ悪い人より、笑顔でニコニコしてる人の方が良いと思うので、日常で心がけたいところですね。
帰る際の挨拶は「さようなら」

そんな挨拶作戦で乗り切ってる私ですが、帰りの挨拶だけは最初すっごく違和感があり慣れませんでした💦
大きな温泉施設とかだと、帰りに挨拶をするという機会はあまりないかと思いますが、別府のジモ泉(共同温泉)では帰りの挨拶も皆さんしっかりしてくれます。
なんか…良いよね。こういうコミュニケーション。いつもほっこりとした気分になります。
「ここに毎日来るのは、お互いの安否確認にもなるのよ!」
そう話されるお年寄りも多いです。
確かにそうなる!しかも、それってすごく大切だし思いやりがある町で良いなぁ…。

そんなとてもあたたかいコミュニケーションがある別府なんですが、帰りの挨拶がちょっと独特だと思うんです。
大人になって「さよなら~」って言う機会ってありますか?
別府のジモ泉(共同温泉)では、皆さん帰りの挨拶は「さよなら~」って言われるんですよね。
去り際の挨拶って私の日常では「お先に失礼しまーす」とか「失礼しまーす」とか言うことばかりで「さよなら」という挨拶をする機会がないのですが、別府では「さよなら」が定番。
これは、個人的にはなかなか衝撃的でした。

もちろん、「お先に失礼します」とか夜だったら「おやすみなさい」とかでも、何も間違ってはないんですが、個人的にはこの別府ならではの文化に入りたいと、私も最近は「さよなら~」とご挨拶するようにしてます。
私が体験した「さよなら」のエピソードを載せます。
初めて〝さよなら〟と言われたジモ泉での失敗談?!
私が初めて〝さよなら〟という挨拶を聞いたのは、忘れもしない春日温泉。

別府八十八湯めぐりを始めてすぐの頃、春日温泉に初めて訪問した際、中学生くらいの女の子の先客さんが2人いた。
2人はどうやらクラスメイトのようで、その日に学校であった出来事などを話ながら、1人は浴槽の横で体を洗っていて、1人はもう湯上がりで服を着ようとしている。
まず、こういう光景が私の日常では、あまり見ることがない光景だったので驚いた。

私自身も若いころ、友達とスーパー銭湯やちょっと遠くの温泉に行ったりしてたけど、それは車の免許を取ってからの話。
中学生位の年齢で友達と一緒に風呂に入るという機会は、修学旅行とか部活の合宿とか、それくらいだったと思う。
別府はお風呂がない家やお風呂があっても使ってない家があると聞いてはいたけど、この光景を見て、本当に年齢に関係なく日常の生活に温泉の存在があるんだなぁと感じました。
そんな別府の温泉文化を目の当たりにして驚いてる私に、更に驚くことがあった。
先に帰る女の子が、友達に「また明日ねー」と声をかけ、私には「さよなら~」と挨拶をしてくれた。
友達と一緒に来たのではなく別々なの?ということにも驚いたんだけど、この「さよなら~」という挨拶に対して何と返して良いのか困ってあたふたするというハプニングが発生。

自分が子供の頃、学校や帰り道で「さよなら~」と挨拶をすると「気を付けて帰ってね!」とか「おかえり~」なんて声をかけてくれた大人がいたし、自分が大人になってからは学校帰りの子供が「さよなら~」と声をかけてくれると、かつて近所のオトナたちが声をかけてくれたのと同じように声をかけてきた。

でも「さよならー」とは、なかなか言う機会がなかった。
今じゃ、子供も大人もすれ違ってもろくに挨拶をしない人が増え、挨拶をすれば不審者扱いされることもあるらしい。
田舎育ちの私からすると、そんな異常とすら思えるニュースを聞く機会もある、世知辛い世の中になっている近年。
まさか温泉で会った思春期のお年頃であろう中学生位の子供から「さよなら~」と言われるとは思ってなくて、咄嗟に言葉が出てこなくて「あああ…ど…ど…どうも…」と、とんでもなくぎこちない変な返事をしてしまった💦

宿に戻って温泉師匠や女将さんに「さよならの返事は何て言えば良いの!!」と聞いたら「さよならの返事は、さよならでしょ。そんな深く考えることじゃないでしょ。」と笑われた。
そりゃ…確かに「さよなら」の返事は「さよなら」だ…。
そして、その後の温泉めぐりで、年齢関係なく当たり前に「さよなら」という挨拶が飛び交っていることに気づく。
〝さよなら〟が言えるようになったら一人前だと思う(笑)
皆さんは、大人になって「さよなら」って挨拶する機会ありますか?
私が大人になって「さよなら」と言うのは「もうあなたとはおしまいね!別れましょう!はい、さようなら!!」とか、そんな怒りや嫌味プンプンの時くらいじゃなかろうか^^;
これって私だけかな?と思って、私の地元で何人かに聞いてみたのですが、みんな「確かに、大人になってさよならって挨拶する機会って、なかなかないかもねぇ…」という意見で一致。

ayu他県ではわからないけど、私の地元では大人になって「さよなら」という挨拶はなかなか使う機会がありません。



去り際の挨拶は「失礼しまーす」が一般的
先に書いたように子供に「さよなら~」って言われたら「バイバーイ」とか「気をつけて帰ってねぇ!」とか言うし、おばぁちゃんとかは、たまに「さよなら~」って言う人がいるけど、その返しは「失礼しまーす」とかだもんな。


そんな私にとって自分から「さよなら~」と挨拶をするのは、なんだかこっぱずかしいというかモゾモゾするというか何というか、ちょっと表現が難しいのですが、最初は言うのに勇気が必要だったし自分で言っておきながら、大きな違和感がありました。
最初の方は、なかなか言えなくて「お先に失礼しますー」とか、いろいろお話をしてくれた人には「ありがとうございました!」とか声をかけて出てたけど、郷に入っては郷に従え!


ある時、勇気を出して帰る時に自分から「さよなら~」と言ってみた。
(内心ドッキドキ・ソッワソワ)
するとみんな「さよならー」と、何の違和感もなく返してくれる。
それ以降、なーんかこっぱずかしいよなぁ…と思いながらも「さよならー」という挨拶に変えるように意識してみたところ、今では私も違和感なく「さよなら~」と挨拶ができるようになった。


もちろん「お先に失礼します。」とかでも良いんだけど、やっぱり別府にいる時は積極的に「さよなら~」という挨拶を使いたいと思ってます。
「さよなら~」という挨拶が、自分の中で違和感なく出てくるようになったと気づいたときは、なんとなく一人前になった気がしました(笑)



ぜひ、ジモ泉を出る際には「さよなら~」と声をかけてみてください^^







です!